風木部

溺愛「風と木の詩」

2018-10-20から1日間の記事一覧

風と木の詩その14 第四章 ジルベール②

1874年、この年ジルベールは7歳になりました。絢爛豪華な海の天使城で、寝たい時寝て起きたい時に起き、衣服もろくに着けず動物のように自堕落に暮らしていました。生まれてから誰にもかえりみられる事のなかったジルベールにとって、初めて出来た家族(と言…