風木部

溺愛「風と木の詩」

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

風と木の詩その21 第四章ジルベール⑨

三階の窓から身を投げたジルベールは、ボナールが危険を覚悟で受け止めたのと、下に枯れ葉の山があった幸運でなんとか命をとりとめはしました。しかしながらジルベールはショック症状で意識を失ったまま戻らず、ボナールも怪我を負ってしまったのです。ボナ…

風と木の詩その20 第四章ジルベール⑧

ジルベールはもう屋敷には戻ろうとはせず、ボナールの所で厄介になっていました。ソドミアンだという事をおおっぴらにしているボナールは、地位や名声には目もくれず、自分の生きたいように生きている人なんでしょうね。たとえソドミアンだと周囲から糾弾さ…