風木部

溺愛「風と木の詩」

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

風と木の詩その30 第六章陽炎②

青春の時がゆっくりと、だが確実に過ぎ去って行きます。 そんな止める事のできない時間の流れの中で、激しく熱くピアノに身をゆだねるセルジュの姿がありました。 セルジュのピアノは彼の思いのはけ口。己の叫びを音にして、彼の心の動きがまさに響いてくる…