風木部

溺愛「風と木の詩」

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

風と木の詩その53 第七章アニュス・デイ⑦

これが最後の演奏になるかもしれないと、万感の思いを込めルーシュ教授の前でピアノを弾くセルジュ。 ルイ・レネとワッツも見守っています。 ルイ・レネはセルジュのピアノを聞いてるうちに、なんだかアスランの事が思いだされつい涙ぐんでしまうのでした。 …

風と木の詩その52 第七章アニュス・デイ⑥

雪の降りしきるバルコニーで二人は抱き合いました。 しかしジルベールは会いたさだけで危険を犯してここまで来たわけではなかったのです。 ジルベールは死のうと言ってナイフを2本携えてきたのです。 死ぬなんて、セルジュは考えてもみない事でした。 でもジ…