風木部

溺愛「風と木の詩」

2019-11-06から1日間の記事一覧

風と木の詩その41 第六章陽炎⑬

「私も彼を愛してる」「きみには渡さない」それを知らせるためにここへ呼んだのだと、オーギュストは言いました。まるで人を寄せ付けない厳然とした様子にセルジュだけでなく読み手も言葉を失くしてしまう。なんかこう、この二人の間に誰かが入る隙などある…