風木部

溺愛「風と木の詩」

2020-04-01から1日間の記事一覧

風と木の詩その52 第七章アニュス・デイ⑥

雪の降りしきるバルコニーで二人は抱き合いました。 しかしジルベールは会いたさだけで危険を犯してここまで来たわけではなかったのです。 ジルベールは死のうと言ってナイフを2本携えてきたのです。 死ぬなんて、セルジュは考えてもみない事でした。 でもジ…